スコットランドにいる娘から、ドライブをした時の写真を送ってきました。やはり、まだ、冬の景色ですが、また南とは違う景色をご覧ください。娘のコメントを添えて。
先週 スコットランドの北西にある、Glen Coeに行ってきたので写真をおくります。
このあたりは、イギリスの最高峰 Ben Nevis(1344M)のほか、Munro(1000メートルを越える山を指す)が集まっていて、登山者が世界中から集まってきます。高さは1000メートルをちょっと越える程度ですが、天気が変りやすいこと、非常に急な勾配のため、遭難して命を落とす人が多いです。
私たちが訪れたのはオフ・シーズンですが、それでも観光客が結構多かったのでびっくりしました。冬はご覧の通り、険しい景色ですが、夏になるとヒースの花に覆われて、とてもきれいだと思います。写真を撮ることができなかったのですが、Glen Coeに行く途中、Rannoch Moorという荒野を通りましたが、もちろん今はヒースの季節ではないので、荒涼とした感じで、「嵐が丘」の風景でした。
写真の説明
Castle->Castle Stalker

Loch Linnhe(Lochは湖という意味)
1320年にMacDougall一族によって、小さな砦が築かれ、1388年にStewarts一族によって、城が建てられたそうです。
その後、数々の謀略・殺略のドラマがあり、1620年にCampbell一族に明渡され、200年Campbell族が住んでいたそうですが、1800年代に、Campbell族は他に移り住んだため、Stalker城は廃墟となりました。
1900年代にStewart族のひとりが、この城を買い取り、修復して現在の城になったそうです。
Glen Coe

Glenは谷を意味し、Glen Coeは「嘆きの谷」という意味です。
名前の由来は、おそらく17世紀の終わりにおきた「グレン・コーの大虐殺」にちなんでいるものと思われます。
1692年に新しく君臨したウィリアム・オレンジ公への忠誠宣誓の
締め切りに遅れたMacDonald族が、ウィリアム・オレンジ公から遣わされたCampbell族を客としてもてなした翌日に、彼らに虐殺されたという事件です。
虐殺が行われたのが2月13日ということで、たぶん、こんな風景だったのかも(あるいは雪が降っていたかも)。夏のヒースの花の季節の頃に、山歩きをしてみたいです。
Glenfinnan


Glen Coeの北にある町、フォート・ウィリアムから出ているWest Highland Railwayの高架橋。ハリーポッターの映画でおなじみ。普段は写真のように普通の列車が走っているが、夏だけハリ-ポッターの映画
でHogwarts ExpressとしてつかわれているJacobite Train(蒸気機関車)が走る。
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- 2007/02/28(水) 23:25:04|
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先日、ピンク色の紅花染をアップいたしましたが、紅花には黄色の色素も染めに使われます。素材によって金色に染まることもあり、今日、草木染の奥の深さを楽しみました。
- 2007/02/27(火) 00:47:08|
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あと数日で、3月。でも、昨日今日の東京は冬へ逆戻りの寒さ。
最近、ラジオを聴きながら仕事をしておりますが、アナウンサーの”とちり”の多いことに驚きました。さすが年配の方には少ないのですが。いい話題で盛り上がっているところで、とちって、素人の方に突っ込まれているありさまです。
そのような中でも、いつも欠かさず聞いておりますのは、日曜日のお昼、若山弦蔵のバックグランドmusic。若山弦蔵さんの気負いのない語りには日本語の美しさ、感性豊かな表現力、さらに美声が、叙情を膨らませ、なんとも心地のいい気分にさせてくれます。今日は、春に関係ある曲でしたが、和洋取り混ぜての一時間、心が和むひと時でした。
春浅し 心の的に聞こえしは sakura
- 2007/02/25(日) 16:01:01|
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スペインにいる娘から、ようやく、写真を送って来てくれました。
これは、昨年のいつか分かりませんが、空の色はやはり、スペイン!ですね。娘のコメントも添えて。
今日は電波の調子がよさそうなので、試しに画像を送ってみます。去年アルカラ・デ・エナーレスに行ったときに撮ったコウノトリの画像です。日本では福岡(でしたっけ?)のコウノトリが感電死してしまったそうですね。。。お母さんは来たことあるので知っていると思いますが、こちらでは自然のコウノトリが沢山います。彼らのおかげなのか、スペインも日本と同じ少子化が進んでいると言われますが、子供をよく見かけます。



- 2007/02/22(木) 09:28:10|
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紅花染
紅花染めは、紅花の花から、赤い色と黄色の色を抽出することが出来ます。紅花の赤は、熱と油気を嫌いますので、温度と手の油などに細心の注意を払いながらの仕事でした。紅花は冷たい水の中で、鮮やかな色を発します。専門家は夏でも染めなければならない時は、大きな氷を水槽の中に入れて温度を保っていたそうです。私も秋田におりましたときは、冬、雪を入れたこともありました。(でも、秋田で雪のある時は、水も冷たかったですが。笑)
濃い赤は、この工程を何回も繰り返し、染め重ねをしていきます。
そして、太陽の日差しにはとても弱いので日に当たらないように、陰干しにしなければならない、大変神経の使う染めでした。

ブログのお仲間のnoaさんのブログに、大宰府天満宮の紅梅で染めたという赤い色の糸がアップされていましたので、友人から送って頂いた紅梅で染めましたが、赤色にはならなかったです。でも、本来梅はこのような色になるのですが。。。。やわらかい色合いです。

薔薇の枝と葉。タイシルクの光沢が利いています。

- 2007/02/21(水) 00:38:27|
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海外に住む娘たちから、それぞれのお国柄が出る糸を送ってきてくれましたので、特徴を活かしながら、作品にして見ました。
スコットランドに住む娘からは、毛糸で有名なシェットランド島に行った時にツィードの毛糸を送ってくれました。オーバーショットという織りで、マーガレットを織ったのですが、ミシンが今ひとつ調子が悪いので、未完成でしばらく置いておきます。(~~:)

マドリードに住む娘から送られてきました糸で、マフラーを。色の鮮やかさはやはりスペインらしいです。

- 2007/02/17(土) 00:37:27|
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今年も咲きました。去年もアップいたしましたが、昨年よりも2週間も早いので、やはり、どの植物にとりましても、早め、早め、急かされたのでしょうか?
名前が”バレンタイングリーン・クリスマスローズ”、今年は、バレンタインデーに間に合いました。

仕事で納得行かないところが出て、やり直しの決心をしたところで、ちょっと気分転換に庭に出ましたら、きれいに開いていました。うれしいですね。(^^)


- 2007/02/11(日) 13:23:20|
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今朝、NHKの朝の番組”生活ほっとモーニング”で、生活補助削減の問題を取り上げていましたが、89歳のおばあちゃんが、昨年から生活補助が削減されて、毎月の暮らしの切りつめを余儀なくされているお話がありました。89歳になって、日々の暮らしを営むことすら大変だと言うこの国。
おばあちゃんは”食べられないことより、心の痛手がいちばんつらい”と話されていました。小さい時からかわいがっていた親戚のお嬢さんの結婚式に、包むお祝儀がないからということで出席されなかったことを上げていました。お元気なお顔を見せて差し上げることが一番のお祝いだと思うのですが、きちっと礼を尽くされる方だったのでしょう。涙が出ました。
現実を見ることを回避する社会、若者が贅の限りを味わっている姿に、大変な時代だなと思いました。

石巻にいる友人から、心の豊かさが詰まった贈り物をいただきました。
メッセージに”イメージは、当たり前の生活の中から”とありました。
ブランドのものやまがい物が溢れる東京にいる者にとりましては、重い言葉でした。
全部本物素材、山へ行って切った桜の枝で箸置き、彼女はぞうきんといっていましたが、タオルに私の草木染の糸で刺繍をして、針箱には草木染の布で、針刺しを。ひとつひとつに、これほどまでに心をこめた品々に胸が熱くなり、春の日差しに輝いていました。
今日は、朝の一時間に、生きること、心の豊かさをしっかり考えさせて頂いた日でした。

- 2007/02/07(水) 10:50:47|
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